FXトレードでは利益確定が重要になります
FXトレードでは、上昇や下降トレンドが一旦収束してからの反転がどこまであるのかを予測するために、フィボナッチ指数が有効になります。
このフィボナッチで、38.2%まで上昇する、または50%や61.8%まで上昇するなど、トレンドの反転がどこまで続くのか?について、数値で分かり易く把握する事が可能なのです。
ただ、言葉では分かっていても実例で説明しないと分からないという人もいるかも知れませんので、今回の記事ではフィボナッチ指数を使った利益確定(以下利確)ポイントについて説明します。
フィボナッチは結構使える局面がありますので、是非覚えておいて下さい。
FXにおけるフィボナッチでの利確ポイントとは?
それでは、早速参考チャートで説明します。とは言っても、このチャートはフィボナッチ指数の説明の時に使っていたものになります。
まずは仮想の条件で進めていきますが、現在あなたがAUDJPY85.00円近辺の買いポジションを保有していたとします。
その後、為替レートが上昇して現在は85.80円近辺まで上昇しています。
ただ、参考チャート内の赤丸部分を見ていただくと分かりますが、フィボナッチ指数38.2%近辺で2回跳ね返されて少し下落しています。
ちなみに、ここで決済をすれば0.80円分の為替差益を得る事が出来ますので、1万ドル保有していれば8,000円の利益になります。
ですが、為替相場では何が起こるか分かりませんし、ローソク足の終値で一目均衡表の雲を上抜ければフィボナッチ指数38.2%を超えて上昇する可能性もゼロではないのです。
そこで、この段階での利確ポイントの算出ですが、フィボナッチ指数38.2%の86.01円近辺で行う事が考えられます。
逆に再度下落する可能性を考えると、フィボナッチ指数23.6%の下85.5円近辺あたりが候補として挙げられます。
また、再度下落する場合には、過去に3回ほど跳ね返されているフィボナッチ指数23.6%の85.55円近辺(参考チャート内黄丸部分)に一目均衡表の下限の雲もありますので、85.55円近辺にストップ注文を入れるのもありです。
そのため、ここでのトレード戦略としては、まずはフィボナッチ指数23.6%と一目均衡表の下限の雲がある85.50円近辺にストップ注文を入れる。
その後、為替レートの動きを見ながらローソク足の終値がフィボナッチ指数38.2%や一目均衡表の雲の上限を突き抜けてきたら85.50円に入れたストップ注文を為替レートの動きに合わせて上げていく戦略が有効になります。
こうする事によって、今後為替レートが下落した場合には、85.50円で決済されますし、逆に為替レートが上昇した場合にはストップ注文に引っ掛かるまで利益を伸ばす事が可能になります。